ドクツルタケ
ドクツルタケ
発生時期・場所
 夏〜秋に、広葉樹林や針葉樹林の地面に点々と発生するきのこです。
特徴
(1) きのこは全体が白色でやや大型です(傘の径10cmくらい)。

(2) ひだは常に白色で、成熟しても灰紫色あるいは紫褐色になりません。

(3) 柄は上部に膜質のつば、基部に袋状のつぼをもっています。
(4) 柄の表面は鱗片状にささくれています。
中毒症状
  食後しばらくたってから(一般に10〜14時間後)、悪寒、筋肉のこわばりなどの初期症状を経て、急に激しい嘔吐、粘性な物質を含んだ水様便の激しい下痢、激しい喉の渇きなどの主症状が現れます。やがて肝および腎機能障害が起こり、重症であれば昏睡状態に陥って数日間のうちに死亡します。
注意点
  シロモリノカサやシロオオハラタケなどの白い色をした食用きのこと間違いやすいので注意してください。ドクツルタケのように柄につばとつぼを備えたきのこの仲間をテングタケ類といいます。このテングタケ類には毒性の強いきのこが多いので注意が必要です。
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