ヤマブシタケのはたらき
ヤマブシタケ
特徴
 傘は分化せず、全体は倒卵型〜球形、径5〜10cm、上部を除く全面から長さ1〜5cmの無数の針を垂らします。初め白色、のち淡い黄茶色。肉質は多孔質でスポンジ状です。山伏が衣の上に着る篠懸衣の胸につける飾りに似ているところから付けられた名前です。現在は各地で栽培されています。
効用
1.免疫賦活及び抗腫瘍作用
  ヤマブシタケの子実体には免疫賦活作用及び抗腫瘍作用を示す成分(高分子多糖類)が含まれています。
2.神経成長因子合成促進作用
  神経成長因子「NGF、Nerve Growth Factor」の合成を促進させる成分は、脳内ホルモンのエピネフリン(またはアドレナリンという、副腎髄質ホルモン)です。その作用に類似する成分でエリナシン類とヘリセノン類が静岡大学と岐阜薬科大学の共同研究開発でヤマブシタケから発見されました。このようなキノコの成分は、脳血管障害、アルツハイマー型の治療に期待が 寄せられています。
3.その他
 血中コレステロールを低下させるポリマーや抗菌性物質などを含んでいます。
  ヒトのヘルパーT細胞数およびHIVウイルス数に及ぼすマイタケの効果
ページトップへ戻る