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山菜
山菜ニュース
     
 
 ◆ 「売れる山菜」を目指し「山菜の名称のガイドライン」を掲載
山菜は、地域の特徴ある資源であることから、各地域でそれぞれ特有の名称を持っており、、消費者が購入しようとする際に誤解したり、料理レシピを適正に利用できないなどの弊害がありました。そのため、地域名称と全国的に通用する一般的な名称(植物名)の使い分けや併記の基準として「山菜の名称のガイドライン」を作成いたしました。

>> 山菜の名称のガイドライン(PDF)
 
 ◆ 「楽しむ山菜狩り」として全国各地の山菜採取可能な施設等をご紹介
都道府県ごとに照会し、平成20年11月現在で営業しており、かつ、日本特用林産振興会のホームページ上での情報公開に承諾が得られた全国の山菜採取可能な施設等をご紹介いたします。

>> 山菜採取可能な施設等(PDF)
 
◆ 
第4回全国山菜文化産業祭・平成20年度総会を山形県西川町で開催
新感覚の山菜料理、山菜談義、山菜による地域起こしに夢膨らむ
          ― 山菜文化産業協会 ―
 山菜文化産業協会(飯塚昌男会長)は、第4回全国山菜文化産業祭(月山のある町山形県西川町と共催、後援:林野庁、山形県)を6月1日(日),2日(月)の二日間、平成20年度総会(1日のみ)を山形県西川町において開催した。
産業際は、6月1日(日)12時30分、月山銘水館「地ビールレストラン」での「月山山菜ダイニング」の試食から始まった。これは、地元のお母さん達の手作り山菜料理で月山の旬の山菜をいろいろ使った創作料理で、参加者は珍しさと美味しさを堪能した。

杉浦先生の講義に耳を傾ける研修生
月山山菜ダイニング
地元のお母さん達の手作り山菜料理を堪能
 産業祭の式典及び講演会は西川町立水沢小学校体育館において午後2時から開催したが、今回の参加者は、地元山形県はもとより秋田、宮城、福島、長野、新潟、石川、富山、茨城、栃木、東京、宮崎の各県及び大阪府から120名が参加。
 産業祭では、飯塚昌男会長が主催者挨拶、そして地元、西川町の近松u一町長が「全国山菜文化産業祭を山形県小国町、新潟県魚沼市、長野県栄村に次いで4番目に当西川町で開催して頂き感謝する。当地は、「雪」「みどり」「太陽」をキャッチフレーズにしている自然の宝庫で山菜の宝庫でもある。

 山菜の栽培、そして山菜料理のレシピ集を作成し、月山ブランドの山菜を全国に発信し、山菜産業文化の核として更に発展して行きたい。」旨の挨拶。
 次いで、林野庁特用林産対策室森川誠道室長、山形県田中順一次長の祝辞後、堀江ひろ子氏(料理研究家)による「健康は毎日の食卓から」の講演に入った。
 堀江ひろ子氏は、NHK「今日の料理」やTBS系「はなまるマーケット」、テレビ東京「レディス4」等に出演されるなど、地元の主婦連にもテレビを通して顔を知られている人。やはり大人気であった。

テレビでおなじみの堀江ひろ子先生の講演は大盛況
 続いて「山菜シンポジウムpart1」、コーディネーターに着想家で高千穂大学准教授の松田道雄氏、そしてパネラーに佐藤明美氏(西川町「山菜料理・出羽屋」女将)、久保木武行氏(東京・中華料理「酒家 華福寿」オーナーシェフ、元銀座アスター総料理長)、揚妻奉昭氏(山形市「郷土料理あげつま」代表取締役)

主な内容は、次のとおり
・ 山に囲まれた西川町、山菜は地域に密着している。出羽三山の信仰は1400年前から
であり、このことが食文化の根底にある。マタタビは明日の活力源であるなど、山菜には、一つ一つの物語が根付いていて、学問的なものではない。行者が命を懸けて見つけてきたもので行者に出して頂いたようなものだ。
・ 広東料理をやっているが、食材は国産にこだわっている。
・ 市場では、産地の情報を全国規模で集めている。見習うべきだ。
・ 山菜は、未知の分野の新しい食材だと思っている。今までとは違う視点で発展する。
古ければ古いほど、古いまま受け入れて新しい山菜料理を提案すればよい。このことにより、古いものが活かされる。中国料理における山菜の活用は中国にはなかった。日本の優れた伝統を中国料理で模索してみたい。 
・ プロのコックは、知らないこと、やりにくいことはやらないものだ。その人達に知恵を付けることによって興味を持ってもらうことができる。これまでの生産者は、プロのシェフとの交流がなかった。ここでつなげることが重要だ。フランス料理でも、イタリア料理でも中華料理でもどの様に活かしてもらえるかだ。伝統的な食材を新しい野菜として現代人の命(健康)に係わるものと考えてやらせてもらうことが肝要である。
・ 今、「美味しい山形の食を考える会」では、情報を開示することとしている。いい情報は、生産者と共有していないのが分かり、自分たちで勉強会を開き、勉強したことは、教えないという時代ではない。
・ 出羽三山の周辺は、山岳信仰で古くから賑わっている。山菜も山形で生産されるものには、「個性はないか」「姿、形に特徴はないか」等の視点から見直して見るのも良い。
 市場では、タラノメの区分がA,Bのみで、西川町の優良なタラノメでも市場に出せば、「山形産タラノメ」のネーミングのみだ。「あそこの店で食べるのは、ブランド品だ」と言われるようにブランド化すべきだ。「山形タラノメ」のブランドがあっても良いし、「長野タラノメ」のブランドがあっても良い。
例えば、トゲのある大きいタラノメは大人の感じ、大きいから2〜3倍の価格であっても料理人としては安いと思う。
 それでは、東京で売れる価格はいくらか? 高すぎる(1kg3〜5千円)から普及しないと思う。
  生産者にとっては市場に出すより高く、パッケージの必要もなく、料理店にとっては市場より安い方が良いので、山菜の消費を伸ばすためにはルートも考えるべき。(山菜の市場価格は高く、その上出荷量も不安定であり、料理人にとって使えない。)
・ 生産者も、現在、どうやって販売していいか分からないのではないか。消費者のところへいきなり行っても買ってくれない。○○氏が言っているから良いものだとなる。生産者の皆さんの現在の売価の倍の価格でも売れるのではないか。いわゆる山菜のブランド化だ。
・ 生産者からのメッセイジ(山菜の履歴書、自己紹介等)を添付することが重要だ。西川
町の森の中を流れる水の音とか森の中から見える星空のイメージだ。
・ パッケージはゴミだ。ギョウジャニンニクは小さい方がよいと言われるが料理をする方
としては大きい方が良い。(ウナギ等は流通の仕組みに振り回されている。)
・ かつて料理人は、商売敵には教えるなと言われていた。しかし、結果は、店の客から商売敵に簡単に漏れている。それなら、最初から情報交換をしてお互いに切磋琢磨した方
が良い。
・ 山菜は、地味な食材である。世の中に出るまでに時間がかかった。「ほろ苦さ」は美味
しいもの。この味は山菜くらいにしかない。それに健康等、体に良いだけではなく現代の時代の流れにも乗っている。
・ 月山の雪は、まだまだ残っている。雪解けの柔らかな美味しい山菜はこれからもどんどん出てくる。
杉浦先生の講義に耳を傾ける研修生
「山菜シンポジウムpart1」の様子
・ 山形県は、山菜の売り方が下手である。どこの山菜か、どこで取れたものか分からない。ものを売り込む前に西川町を売り込まねばならない。そうすれば「西川町の山菜をくれ」と言うことになる。
・ 味の方は、赤ちゃんの美味しさは「甘い」、思春期(15〜16歳)は「甘酸っぱい」、20〜30歳代は「塩辛い」、40歳代からは、辛い味、最後は「苦味」を感じるのが大人と言われている。特に初老は、苦みを美味しさと感じるので山菜は、これからの食材である。
・ 簡単なことを難しくするシェフが多い。山菜の売り手として、山菜について簡単に説明するのみでよい。
・ 料理を作ってお金を頂くということは、大変な仕事である。たくさん売れるよりも長く売れる商品(内容のある商品)を作ることが肝要。
  私が指導を受けた中に「金儲けは易しい。しかし、経営とは、世の中のためになってお金を得ることだ」がある。山菜の普及が目標ならば食べる人の役に立つことを考えるべき。
・ 料理人は、食材を値切っては駄目。その値段をスタートにして料理を考えるべきだ。山菜の値段は、生産地のメッセイジを世の中の人が判断したもの。料理店での山菜は、客をつなぐメッセイジだと思っている。「美味しい」のは当たり前で「美味しくない」なら他の店に行ってもらえばよい。
・ 山菜の規格外、大量にあるなら使える。味、健康に良いは、最後。
・ 山菜のメッセイジは、差別化、個性化を考えるべき、知恵を授けてもらうべきだ。
・ 山菜栽培には、5〜10年はかかる。山菜の機能性を考えよ。
・ 山菜は、これまで何故普及しなかったか
@小売り価格が高い 
  A毒性があってあたると怖い (時々間違いがある。)
  B扱いが難しい。(デメリットが大きすぎる)
・ 山菜を普及させるには、
@安全のアピールをする。
Aあくを抜くのは難しくないことをアピールする。
B流通ルートの改善(わらび10本で400円〜500円、売れないから痛んだものまで入っている。)
C食材の説明書をつける。
D山菜は、どこで買えるか、どこで買ったらよいかを知らせる。(八百屋のみではない時代になっている。今後は料理店も重要な購入者)
  E山形のサクランボと宮崎のマンゴを組み合わせて5万円で販売し、完売したと言う。このような発想も大事。
  F山菜のブランド化を図る
  Gシェフに知恵を付けることも重要
H旬の季節はいつかを発信する。(旬が一番美味しい。)
I料理店との値段折衝では意見を出し合って妥協点を見つける。
  J簡単に家庭でできる料理は商品にはならない。


 続いて同じ会場内で山菜文化産業協会の平成20年度総会を開催。「平成19年度事業報告」「同収支決算」「平成20年度事業計画」「同収支予算」等について審議し、原案どおり承認された。

 そして午後6時半からは、月山銘水館「地ビールレストラン」で全国山菜交流会、パネラーの先生方の提案を受けた新感覚の山菜料理や「月山まんま料理コンテスト」の優秀作品の試食、地ビールを取り入れた交流会とあって参加者一同舌鼓を打ちつつ山菜談義、そして地域起こしに夢を膨らませた。

山菜シンポジウムpart2「おらが国の山菜自慢」
の討論風景
 翌2日は、山菜シンポジウムpart2「おらが国の山菜自慢」で全国の先進事例から今後の山菜による地域活性化のあり方を探ろうとしたもので、コーディネーターは、阿部清氏(山形県農林水産部生産技術課生産振興主幹)、パネラーは、山形県小国町:加藤春男氏(副町長)「話のテーマ:山菜を活かした地域づくり」、新潟県魚沼市:佐藤貞一氏(市議会議員)「話のテーマ:花開いた5年目の山菜園」、長野県栄村:宮川吉郎氏(栄村産業建設課長)「話のテーマ:栄村における山菜生産の取り組みについて」、栃木県那須町:白井正則氏(東山道伊王野ふるさ物産センター組合顧問)「話のテーマ:道の駅東山道伊王野における山菜販売事業」、福島県南会津町:馬場英智氏(農業生産法人(有)伊南の郷・代表取締役)「話のテーマ:山菜・きのこの栽培研究による産地づくりと地域活性化」であった。

 それぞれの地域での取り組み状況の説明後、論議されたが、山菜も地域起こしにかなり貢献してきている様子が分かり、早く全国規模での取り組みを実現し、山菜の各地域におけるブランド化を図り、地域起こしに貢献したい思いにかられた今回の山菜文化産業祭であった。
◆ 
山菜の文化や需要創造で研修会を開催
― 山菜文化産業協会 ―
 11月11日(日)、山菜文化産業協会(飯塚昌男会長)は、栃木県特用林産協会と共催で栃木県那須町において平成19年度山菜文化産業研修会を開催した。当日は、生憎の雨模様であったが午後からは小雨となった。那須塩原駅11時半過ぎ、貸し切りのバスに乗車、会場まではバスで約1時間、小高い山あいの町、那須町に到着。 

 研修会場は、「東山道伊王野ふるさと物産センター」。同センターは田畑の真ん中にあり、周辺に集落が点在しているという典型的な農村風景。ここにお客が来るのかと思ったのが第一印象。ちょうど、同センターの収穫祭が催されていたが、雨模様の天気に係わらず広い駐車場は満杯状態。大いに賑わっていた。何でも、近くに那須高原の別荘地等もあり、平日でも新鮮野菜等を中心にすぐに売り切れが出るとのこと。

 研修第一部の講演は、同センターの会議室で午後1時から開催。最初に東京・女子栄養大学、青柳教授による「山菜と健康との係わりについて」の講演。@山菜の栄養は野菜とほとんど同じ。A山菜は食物繊維を多く含む。B山菜は活性酸素の害を防ぐポリフェノールの宝庫C山菜の中には血圧を下げるにニコチアナミンを多く含む物がある。Dデンプンやしょ糖の分解を阻害し、糖の吸収を遅らせることにより糖尿病を予防する効果E化粧版凝集抑制効果、いわゆる血液さらさら効果等について説明を受けた。

杉浦先生の講義に耳を傾ける研修生
 今は野菜だが春には山菜で活況を呈する
  という道の駅
 次いで「東山道伊王野ふるさと物産センター」の白井正則組合顧問による「道の駅における山菜販売の成功事例について」の講演。
@ふるさと物産センターにおける山菜販売Aお食事どころ「水車館」との連携による山菜販売B那須高原ホテルとの連携による山菜等の販売C宅配便による山菜販売 D山村資源の有効活用を図っての山村振興E山菜料理の普及に努めて販路の拡大F山菜採りマナーの厳守等について説明を受けた。

 この中で、特に山菜の旬の時期は、道の駅の人気商品で待って買っていく人も多く、すぐに売り切れてしまうこと。更に山菜の時期には一月で40万円から50万円も稼ぐ人がいるということにはさすがに驚いた。

銀杏(ぎんなん)の栽培について説明を受ける参加者
 その後、同センターで行われている収穫祭を見学、最後に休耕田を活用し、銀杏栽培地見学して終了した。今回の研修では山菜も活用の仕方で時期的には限られるものの大きな収入源となり、農山村の振興に大きく貢献することを学ぶことができた。
◆ 
第3回全国山菜文化産業祭・平成19年度総会を長野県栄村で開催
― 山菜文化産業協会 ―
久保木武行講師
 山菜文化産業協会(飯塚昌男会長)は、第3回全国山菜文化産業祭(長野県栄村と共催、後援:林野庁、長野県)を5月27日(日),28日(月)の二日間、平成19年度総会(27日のみ)を長野県栄村において開催した。
 産業祭の式典及び講演会は栄村総合庁舎「かたくりホール」において午後2時半から開催したが、今回の参加者は、地元長野県はもとより山形、福島、新潟、石川、富山、茨城、群馬、神奈川、東京、宮崎の各県及び大阪府から89名が参加。

 産業祭では、飯塚昌男会長が主催者挨拶、そして地元、栄村の高橋彦芳村長が「全国山菜文化産業祭を山形県小国町、新潟県魚沼市に次いで3番目に栄村で開催して頂き感謝する。当地は、過疎化高齢少子化の典型的な地域で、山菜については、村民が資源の保護の面から、あるいは経営の面から考えて栽培し、栽培も盛んになってきている。この機会に是非皆さんに盛り上げて頂きたい」旨の歓迎の挨拶。次いで林野庁特用林産対策室・石澤尚史室長、長野県議会・宮本衡司議員の祝辞後、講演会に入った。
 
真剣に耳を傾ける参加者
 最初の講演者は、地元、栄村・ギョウジャニンニク研究会会長・保坂良知氏(山菜アドバイザー第1期生)で演題は「栄村に生き、山菜と戯れて76年」。保坂氏は、ギョウジャニンニクの栽培を栄村に広め、栄村からの出荷量は今や5.2トンにまでなったとのこと。
 ギョウジャニンニクで「体も元気、村も元気」の訴えと栄村は、豪雪地帯で雪解け後、地表に飛び出す山菜は、太くて柔らかく「雪萌え山菜」としてブランド化したいとの力強い講演に拍手喝采であった。
 次いで中国料理・酒家「華福寿」(東京都江東区)のオーナーシェフ久保木武行氏の「山菜の調理と商品企画」の講演。久保木武行氏は、東京・銀座にある「銀座アスター」で料理人650人をまとめてきた総料理長。経験に基づいた筋の通った話に会場内は息をのんで耳を傾けていた。なお、久保木氏の講演要旨は次のとおりである。

1 商売を始めて気がついた思い違い
@ 店に来るお客さんの「美味しいもの」の概念は漠然としており、お客さん自身もよく分かっていないことが多い。
A「作る」と言うことと「売る」と言うことは別(売り方の工夫も必要で自分の生き方が売れることにつながる場合がある)
B 商売繁盛については都会にいると麻痺してくる・・売れているということが品質とイコールになるとは限らない。人口が多いと比較的に何でも売れるのだ。
C 売り上げが欲しいため、店を多くしたり、大きくする。しかし、これが本当の繁盛につながるのか疑問。お客様とのコミュニケーションのあるなしが大事。

2 商品企画のポイント
@ どうしたらお客さんに喜んで頂けるか・・お客さんとの信頼関係ができると商売が楽になる。
A 調理技術者は、食材を知らないと興味がわかない。(興味がないと調理する意欲が出ない。)
B 調理技術者は、時代の向かう方向の半歩先を行けるか。
C お客さんが食べてみたいと思う興味を引く料理の研究・・料理人も最初は、技術と体力でやっていけるが年数が経つと勉強する人としない人の差が出てくる。生き残るためにはこびを売ることではなく自分自身を高めることである。

3 プロの調理技術者が求める山菜の今後
@ 林野の自然が育む秀逸な商材(山菜)を生産して欲しい。
A 生産者の豊富な経験と卓越した山菜情報をユーザーに伝えて欲しい。
B 生産する山菜に履歴書を付けて欲しい。
C 生産者のメッセージは、調理技術者が料理に変えてお客さんに伝達する。
D 料理技術者が料理する山菜は、山菜という「物」ではなく、自然に生きる「命」なのですから・・・

  続いて場所を移し、山菜文化産業協会の平成19年度総会を開催。「平成18年度事業報告」「同収支決算」「平成19年度事業計画」「同収支予算」等について審議し、原案どおり承認された。

  交流会で挨拶する高橋村長
 午後6時からは、栄村の山菜料理による交流会、食前酒に栄村産のどぶろく、そして粟餅、たけのこ汁、雪笹やなるこゆりのおひたし、ギョウジャニンニクの蕾やマタタビの芽、藤の花、山ブドウの芽の天ぷら、ゼンマイやウドの煮物と次から次へと出てくる山菜料理に腹を膨らませ、山菜談義に夢を膨らませた。

翌28日は、天気にも恵まれる中で山菜栽培地の見学や山菜狩り。見事なギョウジャニンニク栽培地や山菜栽培に有効活用された林地を見学し、参加者一同満足して帰路に着いた。
ギョウジャニンニクの栽培試験地で
熱心にメモを取る参加者
ギョウジャニンニクの林地栽培
 
◆ 
山菜アドバイザー22名が誕生
 
 
  茨城県つくば市「筑波研修センター」で行われていた「平成18年度山菜アドバイザー研修」(1月22日(月)〜1月27日(土)まで実施)(日本特用林産振興会:飯塚昌男会長主催、林野庁補助事業)が終了した。

 研修内容は、22日のオリエンテーションに始まり、「山菜と生活とのかかわり」「山菜採取のルール・マナー(条例等から見て)」「林地を活用した山菜の栽培」「山菜の栽培、販売手続き等(現地研修)」(杉浦孝蔵先生:東京農業大学名誉教授)、「山菜の分類・同定(有毒植物の見分け方)」「山菜の生理・生態」(勝木俊雄先生:森林総合研究所)「山菜採取のルール・マナー(生理・生態面から)」(田内裕之先生:森林総合研究所)「山菜を活かした地域おこし」(菅原聰先生:信州大学名誉教授)「山菜の栽培と優良品種の選抜」(松本則行先生:新潟県森林研究所)「山菜・健康とのかかわり」(青柳康夫先生:女子栄養大学)「山菜アドバイザーとしての心構え」(古川久彦先生:日本特用林産振興会顧問)であった。

 開講式当日、お互い見知らぬ人との出会い、当初、緊張していた顔もそれぞれが山菜について学ぼうとする者の集まり同志。すぐに打ち解けあって毎夜の山菜談義、そして情報交換に明け暮れていた。
 
 今後、研修修了者から提出された「山菜アドバイザー登録申請書」を「山菜アドバイザー研修・登録委員会」で審査し、認定されれば「山菜アドバイザー登録証」が交付され、第1期生としての「山菜アドバイザー」が誕生する。
 
<初の山菜アドバイザー(登録者)>
工藤森生(北海道) 近藤修三(岩手県) 佐藤誠一(岩手県) 渡邊ひさ(福島県)
川原義明(栃木県) 金田健一(栃木県) 杉本弘道(埼玉県) 吉田公一(埼玉県)
荻田毅(神奈川県) 飯澤恒(神奈川県) 森本正信(東京都) 樋口松雄(新潟県)
保坂良知(長野県) 佐伯志津子(富山県) 谷口藤子(石川県) 河崎仁志(石川県)
小泉義廣(福井県) 川端與一郎(福井県) 小寺春樹(岐阜県) 中島正剛(京都府)
阿部康典(広島県) 井上文利(宮崎県)
 
◆ 
平成18年度山菜アドバイザー研修が終る
杉浦先生の講義に耳を傾ける研修生
 杉浦先生の講義に耳を傾ける研修生
  茨城県つくば市「筑波研修センター」で行われていた「平成18年度山菜アドバイザー研修」(1月22日(月)〜1月27日(土)まで実施)(日本特用林産振興会:飯塚昌男会長主催、林野庁補助事業)が終了した。

 研修内容は、22日のオリエンテーションに始まり、「山菜と生活とのかかわり」「山菜採取のルール・マナー(条例等から見て)」「林地を活用した山菜の栽培」「山菜の栽培、販売手続き等(現地研修)」(杉浦孝蔵先生:東京農業大学名誉教授)、「山菜の分類・同定(有毒植物の見分け方)」「山菜の生理・生態」(勝木俊雄先生:森林総合研究所)「山菜採取のルール・マナー(生理・生態面から)」(田内裕之先生:森林総合研究所)「山菜を活かした地域おこし」(菅原聰先生:信州大学名誉教授)「山菜の栽培と優良品種の選抜」(松本則行先生:新潟県森林研究所)「山菜・健康とのかかわり」(青柳康夫先生:女子栄養大学)「山菜アドバイザーとしての心構え」(古川久彦先生:日本特用林産振興会顧問)であった。

 開講式当日、お互い見知らぬ人との出会い、当初、緊張していた顔もそれぞれが山菜について学ぼうとする者の集まり同志。すぐに打ち解けあって毎夜の山菜談義、そして情報交換に明け暮れていた。
 
 今後、研修修了者から提出された「山菜アドバイザー登録申請書」を「山菜アドバイザー研修・登録委員会」で審査し、認定されれば「山菜アドバイザー登録証」が交付され、第1期生としての「山菜アドバイザー」が誕生する。

カリキュラム表(PDF)
 
1月のワラビ発生ハウスを見学する研修生
 
研修生代表で御礼の言葉を述べる保坂良知氏(長野)
1月のワラビ発生ハウスを見学する研修生   研修生代表で御礼の言葉を述べる
保坂良知氏(長野)(手前は、飯塚会長)
 
◆ 
山菜研修会を長野県佐久市で開催
講義「コシアブラの栽培」に耳を傾ける
 山菜文化産業協会(飯塚昌男会長)は、長野県特用林産振興会との共催により長野県佐久市において「平成18年度山菜文化産業研修会」を開催した。
 11月13日の研修には、52名が参加し、長野県林業総合センターの高木 茂氏による「コシアブラ等山菜の栽培」の現地研修と「里山をきのこ・山菜で宝の山に」と題して講演が行われた。コシアブラの若芽は、近年、山菜として人気が急上昇。各地でこれまで畑などに移植して人工栽培に取り組んでいるが数年すると枯れてしまうなど栽培が難しいとの声がある。
 
講義「コシアブラの栽培」に耳を傾ける
 現地での研修は、早くからコシアブラの栽培に取り組み、各種山菜を森林内で栽培して成果を上げ、全国各地で栽培指導も行っている「星の町うすだ山菜きのこ生産組合」の市川正道氏(山菜文化産業協会員)の栽培地で植栽地の条件、植え方、仕立て方のポイントや収穫時の省力化の工夫まで、幅広い内容の説明がされた。

 
 今回、参加したメンバーは、それぞれの地域で先頭に立って取り組んでいるメンバーだけに非常に熱心な質問や意見交換が行われた。
 林内には、ギョウジャニンニク等山菜類の植え込みのほかクリタケ、マイタケ、ナメコ、シイタケ等きのこの伏せ込みもあり、正に森林を利用した特用林産物の栽培団地であり、続いて行われた「里山をきのこ・山菜で宝の山に」の講演の模範事例でもあった。

 翌14日は、桑畑などの休耕地を利用したクリタケ、ナメコ、ムキタケ等伏せ込み現地を見学。家からも近く、道路のすぐ脇で収穫等の作業ができるので、年輩者も各人のペースに併せてきのこ等を出荷している。山菜との組合わせにより春と秋に収入確保が可能で、過疎化、高齢化する農山村における地域活性化につながる好事例であるなど、非常に興味深い研修会となった。
◆ 
第2回全国山菜文化産業祭を新潟県魚沼市で開催
― 山菜文化産業協会 ―

 山菜文化産業協会(飯塚昌男会長)は第2回全国山菜文化産業祭を新潟県魚沼市と共催(後援:林野庁、新潟県)で5月27,28日、新潟県魚沼市において開催した。
 今回の参加者は、新潟県はもとより山形県や福島県から宮崎県まで約50名が参加。第1日目の大会、シンポジュウームは、会場の窓のすぐ向かいの山に残雪が輝き、ぶなの新緑がまぶしい魚沼市大白川「ホテル大自然館」において開催された。

主催者として歓迎の挨拶を述べる星野魚沼市長
主催者として歓迎の挨拶を述べる星野魚沼市長

 開催市であり、主催者でもある星野芳昭魚沼市長(山菜文化産業協会副会長)が歓迎の挨拶。当地の山菜は豪雪の下から瞬間に出るやわらかさが何ともいえない。ふきのとうに始まり、ぜんまい、木の芽(あけびのつる)等、正に旬の時期を迎えているところだ。全国の皆さんが一同に会し、情報交換をやり、山菜の文化について大いに論じ有意義な会にして頂きたい旨の挨拶。

 続いて、飯高悟林野庁林政課長、種村芳正新潟県特用林産振興会長、皆川浩平新潟県議会議員、深沢省三新潟県南魚沼地域振興局長が来賓祝辞。
 次にシンポジウムに入り、新潟県農業総合研究所の牛腸(ごちょう)奈緒子氏が「新潟県内の直売所における山菜販売の現状と課題」と題し @新潟県内の農産物直売箇所A山菜販売直売所の調査結果B 直売所でのお客様アンケートC課題Dマーケティングの視点からの講演。
 次いで地元魚沼市議会議員の浅井守雄氏が「山の恵みとともに生きる」と題し、@山は聖地(熊狩り、昭和58年さんさい共和国の建国)A山の怒り(山菜取り遭難事故における二重遭難事故の発生、地域全体で山を守る活動)B山(地域)は宝(商品開発、どぶろく特区)の講演。
 コーディネーターは石澤林野庁特用林産対策室長が勤め、時間は短かったものの活発な質疑が行われた。

  そして、夜は場所をスポーツセンターに移しての魚沼市の「さんさい共和国第23回建国祭〈山菜ツアー〉」歓迎交流パーティに参加、総勢200名にも及ぶ大パーティである。参加者は、正に旬の山菜料理づくしといわなの塩焼き、どぶろく特区造り立てのどぶろく、いろいろな果実酒に舌鼓を打ちながら本物の味を楽しみ、情報交換を行いながら時間の経つのも忘れるようであった。

山菜文化産業祭の参加者達
 
わらび園(造成中)の視察とわらび狩り
山菜文化産業祭の参加者達   わらび園(造成中)の視察とわらび狩り

 翌28日は、今にも雨が降り出しそうな天気であったが、スキー場跡地に魚沼市が丹精込めて造りつつあるわらび園の視察と採取、そして山菜の天ぷら試食会に参加。旬の味は、いくら食べても飽きない。最後は、見た目も美しい山菜寿司の折り詰めを頂きながら来年の再会を約し、それぞれ帰途についた。

旬の味は、いくら食べても飽きない
 
山菜寿司の折り詰め
旬の味は、いくら食べても飽きない   山菜寿司の折り詰め